No.003『はたきの魅力』

 

過去の掃除道具となっている『はたき』

 

ほこりを舞い立たせるだけで、掃除としてかえって逆効果になるとして掃除道具として薄れていったように思います。今の西洋建築では障子もなく、モノのホコリ取りは吸着しやすいハンディモップなどを使う意識が強くなりました。

 

ただ、吸着したホコリは洗い流す手間、使い捨てでゴミを増やす原因にもなります。

 

私がはたきの魅力を伝えたいことに2つあります。

1つ目は、『理にかなった優れた道具』だということです。


本棚や障子、照明器具など手の届きにくいところや凹凸部分を叩く(はたく)だけということはとても魅力ですね。

長くホコリを取っていないと湿気や油によってホコリが固まりハタキでは取り除けなくなってしまいます。大掃除時ぞうきんで汚れ落としの洗剤を使いゴシゴシ落とす手間もなくなります。


ホコリが固まる前に取り除け、繰り返し使え、外でホコリを落とし終えれば再三洗わなくていい優れた道具なのです。

2つ目は、すす払い神事(江戸時代から12月13日が今でいう大掃除の日でした)の意味合いにも繋がるのですが、「気の入替」にもなります。


湿度の多い風土の日本、それは今も昔も変わりません。窓を開けホコリを落とし「新鮮な空気」を取り入れ換気兼邪気のお祓いにもなりますね。


自然や肌に優しい布ハタキは人にもやさしく、モノにもやさしい。

ハタキを知ることで、エコで暮らしを豊かに大切にした掃除に使って欲しい掃除道具です